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会費制と招待制の違いって?北海道ならではの結婚式
結婚式の準備期間結婚式の豆知識・雑学
by 札幌コンシェル編集部
札幌の結婚式では、ゲストの方から決まった会費をいただく『会費制』のスタイルが一般的。
札幌で結婚式は挙げるけれど、出身が本州だった為に違いが良くわからない・・・と
まだまだピンとこない方も多いのではないでしょうか?
今回は会費制と招待制との違いについて、まとめてみました!
*そもそも会費制と招待制の結婚式の違いとは?
【会費制とは】
主催者が会費を設定し、ゲストが指定された金額を支払うスタイル。
ゲストが会費を持ち寄り、お二人をお祝いするために集まった・・・という考え方なので、
お二人(もしくは発起人と呼ばれる親しい方)が主催で行います。
【招待制とは】
参列されたゲストがそれぞれ、関係性によって異なった祝儀を包んで持参するスタイル。
ご祝儀額は結婚式を挙げる新郎新婦との関係性から、ある程度の相場が設けられています。
ご両家がゲストの皆様をご招待する・・・という考え方なので、ご両家ご両親様が主催で行います。
金銭的負担が少ないのは会費制
ご祝儀で返ってくる部分があるにせよ、結婚式にかかる全体の費用すべてを一度支払う必要がある招待制と、全体の費用から『会費で集まる金額』を差し引いた金額のみを支払う会費制では、一度に支払う金額にも大きな差が出ます。
そのため比較すると"会費制"が、より主催側も参列側も、金銭的負担が少ないというメリットもあります。
*会費制と招待制で何が違ってくるの?
①受付方法
・ご祝儀袋には入れず、直接支払うのが一般的
ご祝儀制の結婚式ではご祝儀袋にお金を包んで受付の方に渡しますが、会費制では直接手渡すのが一般的です。
会費×ゲスト人数分の料金がきちんと集まっているのか受付で確認する必要がある為、
直接お渡しすることがかえって親切なのです。
・新札でなくてもよい
ご祝儀は新札を包むのがマナーとされていますが、会費制では新札でなくても問題ありません。
そもそもご祝儀で新札を包むのは、「(新札を出すことで)前々から準備をしてきた・楽しみにしてきた」「新たな門出に新しいお札でお祝いを」の2つの意味が込められているため、これらは会費制になったからと言って変わるものではなく、2人を祝福する参列側の気遣いですので新札に越したことはありません。
・会費と別にご祝儀は不要
基本的には『会費を払って当日結婚式に参加すること』が2人にとって一番の祝福となりますので、ご祝儀を別途用意する必要はありません。
ただし、「会費制だからご祝儀を渡してはいけない」ということはなく、お気持ちとして別途ご祝儀を渡したり、ご祝儀相当のプレゼントを用意したりすることも可能です。
②配席
・家族は上席に座る
ご両家ご両親様が主催と考える招待制は 主催者である家族が末席に座る のに対し、お二人、もしくは発起人が主催となり行う会費制は家族・親族はお招きされる人という立場のため、ゲストである家族は上座に座ります。
・家族にも『様』付けで表記する
また『様』という敬称についても、招待制では家族には付けませんが、会費制では家族にも『様』付けします。
※もし心配な場合は、全員『様』付け無にして、『敬称は省略させていただきました』とするのもおススメです。
③引き出物
・引出物 or 引菓子のみでOK
招待制では、引出物・縁起物・引菓子との組み合わせで送ることが一般的ですが、会費制の場合は引出物1つ、もしくは引菓子1つ といったご用意が一般的です。
ご祝儀のお礼、会費のお礼 としてお渡しするものなので、頂いた金額に対して・・・と考えて、このような差が出るわけです。
いかがでしたか?
会費制と招待制の違い 受付での支払いの他にも、いくつかご用意するものや配席のしきたりに違いがあります。
北海道の風習にならって会費制にはするけれど、配席は相談して招待制スタイルにしよう。
など、ご両家で相談してアレンジするのも一つだと思います。
親御様とも情報共有できると、出身地上不慣れな場合でも、安心して当日をお過ごしになれると思いますのでおススメです。
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