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【知っておきたい】両家顔合わせに必要な準備とは?
結婚式の準備期間結婚式の豆知識・雑学
by 札幌コンシェル編集部
両家顔合わせは、結婚式の前に結納の代わりとして行われる、両家が正式に向かい合い、親睦を深める場です。一般的には、「顔合わせ食事会」として催されることが多いです。
それぞれの家族がこれから一つになっていくわけですから、良好な空気感の中で、両家が納得できる形で行いたいですよね。
この記事では、両家顔合わせに必要な準備やマナーについてしっかりとご紹介していきます。
両家顔合わせの為の準備
1:両家の「イメージの相違」が無いように確認
プロポーズされて結婚式が決まったら、なるべく早いタイミングで両家の親に挨拶を行い、その後、スケジュールを調整して両家顔合わせ食事会の場を用意しましょう。
一口に両家顔合わせとはいえ、そのスタイルは両家の考え方によってそれぞれ。最近、一般的なのは、リラックスした和やかな雰囲気で、特に進行を設けずに食事をするというスタイルですが、中には、結納形式で、結納品の交換などを行うべきというご両親もいらっしゃるので、両家の意向をしっかりと確認するようにしましょう。
2:日時・場所を決める
両家顔合わせに厳密な時期の決まりはありませんが、結婚式の準備やプランナーさんとの打ち合わせが始まる、結婚式3か月前には遅くとも行うのがおすすめです。さらに、食事会を開催する場所を確保するためにも、お店の予約などは余裕をもって行いましょう。
顔合わせを行う場所は、それぞれの地元が遠い場合、新郎側が新婦側に出向くのが一般的とされていましたが、最近は費用を平等にするために、それぞれの地元の中間の場所にするカップルも多いようです。
開催するエリアが決まれば、次はどのような会場を選べば良いか悩みますよね。会場の形式は、やはり個室がおススメ。個室で無い場合、自分たちはもちろん、周りのお客様にも気を遣わせてしまう面もあるため、料亭や、ホテルの会食会場などの個室を選ぶのがおススメです。
3:費用をどのように負担するかを決める
両家顔合わせにかかる費用で大きなウエイトをしめるのが「食事代」。相場としては、約1万円~1.5万円の食事代が一般的です。注文する内容などについて、お互いに気を遣わなくて済むように、コース料理にしておくのがポイントです。
招待する家族の分は、ふたりが負担をするというケースが多いようですが、両親も含めた、家族で全費用を折半するというケースも。食事代以外にも、個室の貸切料金、宿泊費、交通費などがかかる場合もあるので、しっかりと事前に両家で、費用分担の方法を考えておきましょう。
皆が気を遣ってしまうお会計のことについては、当日や事後になってややこしいことにならないように、ご新郎様が中心となってスマートに決めておきましょう。
費用面で気になる~婚約記念品ってどうしたらいいの?
結納など要素を盛り込まない、リラックスした食事会スタイルでも、婚約記念品のお披露目は、行うことをおすすめします。少しでも結婚に関する要素を入れることで、結婚に向けた食事会であることを再認識出来たり、会話が盛り上がるきっかけになったりします。
男性から女性へは一般的にエンゲージリング(婚約指輪)が多いですが、女性から男性へはスーツや時計、趣味に関するものが多いようです。
この、婚約記念品のお披露目も、必須のものではないので、パートナーや家族の意向をしっかりと確認しておきましょう♪
4:ドレスコードを決める
女性、男性共に「落ち着いた雰囲気の正装」が一般的です。具体的には、
女性~落ち着いたカラーのスーツもしくはワンピースなど。アクセサリー類はあまり華美なものではなく、落ち着いたものをチョイスしましょう。
男性~黒などの落ち着いたカラーのスーツが一般的です。
※注意すべきポイント
両家で「格」が不揃いにならないようにしましょう
→片方の家がフォーマルで、片方の家はカジュアルだと、心構えをどのように持っていいのか、両家共に混乱してしまいますよね。また、結婚への温度差など、余計な印象を誤って与えてしまう可能性もあります。日付が近づいてからあわてることの無いように、しっかりと意思疎通を図っておきましょう。
5:手土産を決める
「これからも宜しくお願いします」の挨拶を込めて手土産を用意するのは日本人ならではですよね。
ここで注意したいのは「必ず手土産が必要という決まりがない」こと。“新婦側だけが手土産を用意していた”“新婦側が豪華すぎた”など、気まずくならないように、新郎新婦のお二人を中心に、両家で足並みをそろえることが必要です。
ただ、せっかく用意するなら、やはり喜んでもらえる品を選びたいもの。相手の好きなもの、家族構成、同居家族など事前リサーチがあると、うまくいきます!さらに、好きなものでも縁起がよい品を選ぶと尚良いです。
<選び方>
一般的な手土産は、菓子折りや洋菓子、こんぶなどの縁起が良いとされるもの。両家が異なる地域から集まる場合は、地元の銘菓・特産品などを用意するとお互いを知るきっかけにもなります。相手の家に訪問する場合でない限り、生ものや日持ちのしないもの、かさばるものなどは避けたほうがベターです。
いかがでしたでしょうか。両家顔合わせは、家族全員にとって緊張の時間でもありますし、気を配らなければならないことがたくさんありますが、しっかりと行うことが出来れば、その先の親戚付き合いも安泰に進んでいきます。
成功のポイントは「両家の意向をしっかりとすり合わせる」こと。
「自分の家族がこうだから、こうする」という考えを持たずに、しっかりと話をしあいながら、素敵な両家顔合わせを行ってくださいね♪
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