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北海道の結婚式ならではの引き出物の選び方とは?
結婚式の準備期間結婚式本番に役立つ
by 札幌コンシェル編集部
「引き出物」というと、皆さんはどんなものを想像されますか?
北海道の結婚式で渡される引き出物は、実は他の都府県よりシンプルです。
これは、北海道ならではの会費制結婚式に基づくもので、会費制は、土地を開墾しても作物が思うように収穫できず、持ち寄りの品でささやかな婚礼を挙げていた開拓時代からの風習といわれています。
本州などでは招待制結婚式となるため、引出物(記念品)・縁起物(鰹節等)・引菓子の3品が主流ですが、本州の「引菓子」の価格帯にあたるのが北海道の「引出物」となります。
価格は会費の1割くらいが主流ですが、最近では北海道も会費は上がりつつあるので年々会費に見合う引出物を選ぶ傾向にあります。
今回は、そんな北海道の結婚式でおすすめの、縁起の良い引き出物をご紹介いたします☆
引き出物の定番①バウムクーヘン
引き菓子の定番であるバウムクーヘンはドイツ語で「木のケーキ」という意味で、年輪のように見える切り口が「長寿」「繁栄」「成長」をイメージさせることから人気です。また、クセのないスイーツなので、老若男女幅広く喜ばれるのもおススメの理由です♪
引き出物の定番②鰹節(かつおぶし)
日本古来から引き出物として使われていた鰹節は、雄節(背中側の節)と雌節(腹側の節)を合わせると夫婦一対となることから、「夫婦円満」の願いが込められているそうです。女性の参列者からは喜ばれることの多い引き出物ですが、インパクトに欠ける部分もあるので、縁起ものとは関係のない引き出物を用意するときに鰹節を合わせると、縁起を特に大切にする傾向のある上の世代の方にも、良い印象を与えることが出来ますよ☆
引き出物の定番③金平糖
金平糖も、鰹節のように、なにかメインの引き出物と合わせるように用意するのがおススメです。金平糖はじっくりと時間をかけながら作られ、その様が、ふたりでじっくりと温かい家庭を作るふたりを連想させるため、おめでたいといわれています。
引き出物の定番④うどん・そうめん
うどんは長くて太いため、昔から長生きの縁起物とされてきました。そこから、夫婦としての絆を「長くて太いものに」という解釈に派生し、結婚式の引き出物に使用されるようになりました。
最近では、引き出物用に「紅白のうどん」などもあります☆
引き出物の定番⑤地域定番のお菓子
新郎新婦のうち、どちらかの地元が離れている場合などはご当地のお菓子を用意するのがおススメ♪北海道であれば「白い恋人」、広島の「もみじまんじゅう」など、マニアックなものではなく、だれもが知っているものにしたほうが、「地域性を感じてほしい」という意図がゲストに伝わりやすいのでおススメです♪
いかがでしたでしょうか。縁起を担いだものにするのはもちろんですが、そこにとらわれずに、ふたりのゲストが喜ぶものを考えながら用意していくのがベストです♪
他にも、結婚式場が提携している引き出物などで用意すると、お得に手配できる場合があるので、プランナーさんにもぜひチェックしてみてくださいね♪